Formula 1 2025シーズンの結果予想
- Asagi Hozumi|穂積浅葱
- 3月18日
- 読了時間: 7分
注:公開はこのタイミングになりましたが、このブログポストはプレシーズンテストの前に作成されました。
2025年は、恐らく私がF1を追い始めてから最も結果を予想しにくいシーズンです。
昨季はレッドブル、マクラーレン、フェラーリが現実的なチャンピオン候補としてコンストラクターズ・タイトルを争い、レースによってはメルセデスもトップ争いに絡みました。
ですから同じテクニカル・レギュレーションが引き継がれる今年、どのチームとどのドライバーがチャンピオンになるのか言い当てるのは至難の業です。
が、それをやってシーズン終了後に答え合わせをして、今の私がどれほどひどく間違っていたのかを見て大笑いするのがこの予想の目的です。
12月の私がこのブログポストを読んで笑ってくれることを願って、(本当はプレシーズンテストの前にしたかったのですが)予想してみます!
コンストラクターズ・チャンピオンシップ
1 | ◀0 | マクラーレン・メルセデス | ノリス | ピアストリ |
2 | ◀0 | フェラーリ | レクラーク | ハミルトン |
3 | ▲1 | メルセデス | ラッセル | アントネリ |
4 | ▼1 | レッドブル・RBPTホンダ | フェルスタッペン | ローソン |
5 | ◀0 | アストンマーティン・メルセデス | アロンゾ | ストロール |
6 | ◀0 | アルピーヌ・ルノー | ギャズリー | ドゥーハン |
7 | ▲2 | ウィリアムズ・メルセデス | サインツ | アルボン |
8 | ◀0 | レーシング・ブルズ・RBPTホンダ | 角田 | ハジャー |
9 | ▼2 | ハース・フェラーリ | オコン | ベアマン |
10 | ◀0 | ステイク・サウバー・フェラーリ | ハルケンバーグ | ボルトレート |
タイトルを争うことが現実的だろうと考えられる4チームのうち、3チームに新しいドライバー(太字)がいます――フェラーリにはキャリアで初めてメルセデス以外のエンジンで走るハミルトン、メルセデスにはルーキーのアントネリ、レッドブルには今年になってようやくフルシーズンデビューを迎えるローソンです。
マクラーレンとフェラーリの間でクルマのパフォーマンスが拮抗するならば、マクラーレンの持つ唯一の明らかな強みは、両ドライバーとチームとのパートナーシップが2年以上続いていることです。
ハミルトンのフェラーリへの順応はどうやら順調らしいとはいえ、さすがにシーズン序盤からハミルトンがSF-25とチームの能力を100%使いこなしてレクラークと共に優勝を争うことになるという確信は持てません。
‘22年の現行レギュ導入以降の流れを考えると、メルセデスをレッドブルの前に置くのは少し大胆でしょうか。
ただ、ニューウィを失ったレッドブルが昨年経験した凋落を見ると、案外あり得ない話でもないのではないかとは思います。
最終戦後の答え合わせを楽しみに待つことにしましょう。
ウィリアムズには、サージェントとコラピント(とアルボン)のクラッシュ祭りが今年は繰り返されないはずだという希望を持って、この予想で昨年よりも2つ順位を上げてもらうことにしました。
昨年はクラッシュが多すぎてクルマのパフォーマンスが結果に反映されていませんでしたから、今年はメカニックの仕事がもっと報われる年になると良いと思います。
これに伴って私の予想で順位を下げたハースが、チーム全体として昨年よりも格段に悪い仕事をすると思っているわけではありません。
ただハースは今季唯一ドライバーの総入れ替えをしたチームであり、そのうち1人は、大物ではあっても成長にある程度時間を要するはずのルーキーです。
それに加えて、コストキャップでチームの規模の差が以前ほど大きな問題ではなくなった(はずだ)とはいえ、ハースがグリッド最小のチームであることに変わりはありませんから、ハースが昨年から順位を下げても我々はそれほど驚いたり、失望したりする必要はないのではないでしょうか。
ドライバーズ・チャンピオンシップ
1 | ▲1 | ノリス | マクラーレン・メルセデス |
2 | ▲1 | レクラーク | フェラーリ |
3 | ▼2 | フェルスタッペン | レッドブル・RBPTホンダ |
4 | ◀0 | ピアストリ | マクラーレン・メルセデス |
5 | ▲2 | ハミルトン | フェラーリ |
6 | ◀0 | ラッセル | メルセデス |
7 | - | アントネリ | メルセデス |
8 | ▲1 | アロンゾ | アストンマーティン・メルセデス |
9 | ▲12 | ローソン | レッドブル・RBPTホンダ |
10 | ◀0 | ギャズリー | アルピーヌ・ルノー |
11 | ▼6 | サインツ | ウィリアムズ・メルセデス |
12 | ▲1 | ストロール | アストンマーティン・メルセデス |
13 | ▲3 | アルボン | ウィリアムズ・メルセデス |
14 | ▼2 | 角田 | レーシング・ブルズ・RBPTホンダ |
15 | ▲9 | ドゥーハン | アルピーヌ・ルノー |
16 | ▼2 | オコン | ハース・フェラーリ |
17 | - | ハジャー | レーシング・ブルズ・RBPTホンダ |
18 | ◀0 | ベアマン | ハース・フェラーリ |
19 | ▼8 | ハルケンバーグ | ステイク・サウバー・フェラーリ |
20 | - | ボルトレート | ステイク・サウバー・フェラーリ |
これはピアストリ推しとしては見ていて心地よい表ではありませんが、ピアストリがノリスと比べて格段に悪い仕事をするという予想をしたつもりではありません。
こうなるくらい上位4チームが拮抗するといいな、という希望を込めた予想です。
フェルスタッペンの5連覇を見たい気持ちはあるのですが、楽観的に考えても3番手が限度でした。
今年は彼に代わってノリスがタイトルを獲得し、レクラークとフェルスタッペンが最後までタイトル争いに残ると予想します。
アロンゾがレッドブルのセカンドドライバーを上回るというのは、これもまたコンストでのメルセデス/レッドブル予想と同様にちょっと大胆かも知れません。
とりわけプレシーズンテストでのアストンマーティンがさほど速そうには見えないこと、そしてシーズン中の開発が上手ではないこのチームの傾向を考えると、この予想が外れても驚くべきではないでしょう。
アルピーヌに関しては、レースシートの確約なしに5年もの長期契約をコラピントが結ぶはずがない=ジャック・ドゥーハンとの早期交代がほぼ約束されている、という噂が聞かれます。
それが今シーズン中に起きてしまえば、この予想で私は大量失点することになります(採点の仕方は後ほど説明します)。
ドゥーハンはとても印象のいいドライバーなのでそのような状況に巻き込まれるところを見たくはありませんが……それが起きないわけがないと確信している人々は多いようです。
ハジャーの――いや、VCARB自体の――予想順位は低すぎるでしょうか?
将来有望な若手だとは分かっているのですが、なぜでしょうね、VCARBをさほど信頼していないのかも知れません。
こう見えてVCARBは私の推しチームのはずなんですよ。
なのでこの予想を裏切ってもらえたら、きっと最終戦後の私は喜びます。
ハルケンバーグがどこかの荒れたレースで8位くらいに入賞して、サウバーのシーズン中唯一のポイントを獲得する、などというようなシナリオはあり得る話でしょう。
ですが同じことをハースがしてもおかしくないので、この予想ではサウバーについてはあまり冒険せず、19位と20位に置いておくことにします。
採点の方法
これからこの予想を毎年やって、シーズン終了後の答え合わせで採点し、毎年のポイント獲得数の推移を見てみたいと思っています。
採点の方法はドライバー/チームともに、以下のようにしようと思います。
予想順位と実際の順位の差 | ポイント |
0 | 5 |
1 | 4 |
2 | 3 |
3 | 2 |
4 | 1 |
つまり、全てのチームと全てのドライバーが私の予想通りの順位でシーズンを終えた場合は、私のチームポイントは5×10で50(得点率:100%)、ドライバーポイントは5×20で100点(得点率:100%)、合計150点(得点率:100%)ということになります。
そして、実際の順位が例えば2018年のようになった場合は……
予想順位 | 実際の順位との差 | ポイント | ||
1 | メルセデス | 3 | 2 | 3 |
2 | フェラーリ | 2 | 0 | 5 |
3 | レッドブル・RBPTホンダ | 4 | 1 | 4 |
4 | アルピーヌ・ルノー | 6 | 2 | 3 |
5 | ハース・フェラーリ | 9 | 4 | 1 |
6 | マクラーレン・メルセデス | 1 | 5 | 0 |
7 | アストンマーティン・メルセデス | 5 | 2 | 3 |
8 | ステイク・サウバー・フェラーリ | 10 | 2 | 3 |
9 | レーシング・ブルズ・RBPTホンダ | 8 | 1 | 4 |
10 | ウィリアムズ・メルセデス | 7 | 3 | 2 |
コンストの合計点は28点、得点率は56%ということになります。
このコンテストに参加して私と競ってみたい方がもしいらっしゃればお知らせください😁
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